日本シリーズ2002特集!
≪10月26日(土) 第1戦:東京ドーム≫
上原12K好投とキヨ、清水の2発で快勝
日本シリーズ第1戦は巨人・上原、西武・松坂のエース対決。
ともに1999年ドラフト1位入団、新人王を獲得したライバル対決である。
初回、2回と先頭バッターにヒットを許し、球数がかさむ上原だったが、
3回に松井、小関、宮地を3者三振に仕留めてから調子を取り戻した。
3回裏、上原が左前にクリーンヒット。これが巨人初安打で、ここから打線がつながった。
上原の初ヒットで試合が動いた。
打順は1番に戻って、清水が弾丸ライナーで日本シリーズ第1号2ラン本塁打。
さらに二岡左前打、高橋由四球で無死一、二塁。チャンスをひろげた。
松井の打席でダブルスチールを試みるが、 三塁進塁の二岡がタッチアウトで、三振ゲッツー。
しかしその直後、 二死二塁から清原が2ランを放ち、4対0と引き離した。
清水、清原の本塁打は、共に松坂の145キロのストレートを叩いたもの。
この2発で、松坂を実質ノックアウト。
清水の2ランはライトスタンドに突き刺さる弾丸ライナー。 清原の2ランは看板直撃の超特大ホームラン。
思わずガッツポーズの原監督。
9回にカブレラにソロ本塁打を許したが、先発の上原は尻上がりに調子を上げた。
9回134球、12三振を奪う完投勝利。まずは巨人が得意の一発攻勢で先手を取った。
この日のヒーローは上原、清原、清水。
≪10月27日(日) 第2戦:東京ドーム≫
“ビッグイニング”で大量点、本拠地2連勝
今年復活したベテラン桑田。 主砲の一打で今日も先制。
初回、西武・先発の石井を攻めて二死二塁から主砲・松井が左中間に適時二塁打を放って、
この日も先制点は巨人があげた。
そして、今日も3回裏がビッグイニングになった。
前日に続いて先発投手が突破口を開く。桑田の中前打から5連打で石井をノックアウト。
桑田が突破口。 清水が意地で1、2塁間を破る。 二岡も右打ち。
高橋由は内野安打。 松井も1、2塁間を破り5連打。
阿部も続き、 仁志が右中間を破る二塁打。
この回、実に打者10人で7安打6点をあげて試合を決めた。 桑田は序盤こそ変化球を多投して丁寧な投球だったが、3回からペースをあげて西武打線を圧倒。
6回表に一死二、三塁からカブレラの二ゴロの間に1点を失ったが、7回をきっちり投げてマウンドを降りた。 8回表、2番手・岡島が二死一塁の場面でカブレラに右翼スタンドにシリーズ2号本塁打を浴びて2点を献上。
カブレラはやっぱり要注意だ。しかし大量点に守られてそのまま9対4でゲームセット。
本拠地でのシリーズ序盤2試合を連勝で飾り、敵地西武ドームへ乗り込む。
≪10月29日(火) 第3戦:西武ドーム≫
3本塁打圧勝で王手
先発は、日本シリーズ14度目、過去2度MVPを獲得しているベテラン左腕の工藤。
初回、工藤が打球を右足に受けるアクシデントがあり、
走者をためたもののカブレラの適時打による1点だけに抑えた。
2回、指名打者・清原がシリーズ2号のソロ本塁打で試合を振り出しにもどす。
3回、先頭の江藤がシリーズ初ヒットの二塁打、仁志が進塁打、清水が中前適時打で2対1と逆転。
その後、二岡、松井がフェンス直撃二塁打を放ち3対1とする。
そして4回、阿部の四球から始まった満塁の場面で、
シリーズ絶好調の二岡が満塁アーチを放ち7対1と西武を突き放した。
7回、後藤、阿部、元木が連打し8対1。
8回2死後、二岡が3試合連続猛打賞となるレフト前ヒットで出塁すると、
続く由伸がシリーズ1号2ランで10対1とする。
一方の西武は8回、松井がソロ本塁打で10対2とするが、反撃もここまで。
巨人は1970年以来32年ぶりのシリーズ開幕3連勝で日本一の座に王手をかけた。
ヒーローインタビューで喜ぶ二岡、工藤。
≪10月30日(水) 第4戦:西武ドーム≫
原巨人ぶっちぎり4連勝で日本一
2回表、斉藤の2ラン本塁打で先制した。
先発の高橋尚は立ち上がりから好調で、3回までパーフェクト・ピッチング。
しかし、 5回裏一死一塁、エバンスの2ランで西武に同点に追いつかれた。
2対2の同点で迎えた6回表、マウンドに松坂が登った。高橋由が足に死球。
松井、清原が連続三振で倒れた後、阿部死球で、二死一、二塁。斉藤が左前に適時打を放って、
二塁から代走・鈴木がロケット走塁で生還、1点を勝ち越した。
なおも、二死一、二塁で代打・後藤が走者一掃の三塁打で5対2と引き離した。
7回表には、清原の適時打でダメ押し。斉藤が本塁打を含む3安打猛打賞。
高橋尚は、8回を投げて被安打3の2失点と好投し、日本シリーズ通算2勝目を挙げた。
最終回は、初登板の河原が締めて、ゲームセット。
巨人は、2年ぶり20度目の日本一。初戦からの4連勝Vは、球団史上初めて。
日本シリーズMVPは、史上初の3試合連続猛打賞を記録した二岡に決定した。
優秀選手には、上原、清原、斉藤が選ばれた。
原監督は監督経験1年目で日本一の偉業を達成した。
巨人軍では1961年の川上監督、81年の藤田監督に続いて3人目。新人監督で4連勝の日本一は史上初。
こうして、注目の巨人対西武の日本シリーズは、巨人の圧倒的な強さの前に
西武はほとんど力を発揮することができず、巨人史上でも初の4タテで日本一となった。
GL決戦の歴史
○巨人[4勝0敗]西武●
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