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2001年10月19日、かねてより廃止の方向に進んでいた京福電気鉄道福井鉄道部の正式な廃止申請が中部運輸局に提出されてしまいました。申請から1年後には、地元の承認を得ずに廃止することが出来ます。
現在、環境保護の観点から再び鉄道が見直されており、また、同じ福井市内を走る福井鉄道では、鉄道を軸とした新しい試み=トランジットモールの実証試験も始まったところでの申請は非常に残念でなりません。
当ギャラリーでは、偶然見かけたり、乗車する機会があった際に撮った数点の作品(と言うほどのものではありませんが)を展示しております。
新たに今回開業した「えちぜん鉄道」の今後の発展を願いつつ・・・。
永平寺線の終着駅、永平寺駅。1時間に1本しか電車の来ない駅であるが、昔の名残で堂々とした駅舎を構えている。
駅舎の位置は、永平寺門前通りの入口にあり、永平寺までは参道を歩いて行かなければならない。因みに、同じ1時間おきの路線バスは、山門の前まで横付けしてくれる為、どちらが便利かと言う観点から考えると、路線バスに軍配が上がる。
この日は悪天候のだったことと、時期的に観光シーズンから外れていた事もあり、電車もバスもそれほど乗客はいなかった。しかし、どちらかと言うと、バスの乗客のほうが多かったようである。
永平寺駅に停車していたのは、元阪神電車の車体を載せた1101形。永平寺線の運用は251形の運用が主流で、一般型の車両が使われることは余り無かった(2001年の1度目の事故が起こるまでは)。車体は新しいが、電装品は旧型車のものを流用したもの。真新しい車体からコンコンと響く釣り掛けモーターの音がアンバランスさを醸し出す。
この電車の乗客は片手数えられるくらいしか乗っていなかった。これでは赤字も納得できる。せめてもう少し使いやすいダイヤならばとも思ってしまうのだが、どう考えてもバスに乗客を奪われている格好である。
2面2線の永平寺駅。しかし向かい側のホームは既に使われなくなって久しいと見えて、レールも錆びており、庭園のような風情である。
既に3月と言うのに、まだ残雪が見られた。
そしてこれから東古市駅まで永平寺線に揺られる事にした。
永平寺線の途中駅、諏訪間駅を車内から眺める。雨に濡れたホーム、木造の小さな待合室。全てがローカル線の、それも一世代前のような風景である。
乗客も無く、電車は少し減速した後、扉を開ける事もなく、そのまま通過していった。
後ろの窓から遠ざかって行くホームが、何故か少し寂しそうに見えた・・・。
永平寺線の電車は東古市駅に到着。この電車は東古市駅までである。
ここで、越前本線の電車と連絡するわけであるが、永平寺線の電車に乗っていた乗客は皆、福井行きの電車を待っている。
ここからは越前本線の勝山行きに乗車したいと思う。
東古市駅にやって来た勝山行きの電車。こちらも元阪神電車である2201形であるが、この車両の前身は、元武庫川線を走っていた3301形。何故かこの形式のみ塗装が違う。走り装置の違いからだろうか?
また、福井県内の鉄道でよく見られる警報機の「ジャンジャン」と言う擬音。実際にジャンジャンと聞こえるでもなく、なぜこのような表現なのか分からない。
満員の乗客を乗せて東古市駅に到着した勝山行、乗れるかどうか心配であったが、乗客の8割以上は東古市で下車していった。